
既存の法人さんからひとつ前の三菱ふそうスーパーグレードのマフラー洗浄の依頼がありました。
三菱ふそうはエンジンチェックランプ点灯しやすくトラブルが多い車両でもあります。
今回弊社では初の6S10エンジンのDPF洗浄です。
洗浄のきっかけは、DPF関連のチェックランプが点灯したり、消えたり、手動再生も頻繁のことでした。
まず、分解前に診断機にてDPF差圧計測します。
アイドリング時 0.75kpa
1,500 RPM 2.00kpa
アクセル全開 3.90kpa
数値的には悪くはない感じでしたが、分解して洗浄します。
初の分解洗浄なのでドキドキワクワクです。

車両から脱着
さすがにでかいの一言です(笑)
さらに分解します。

分解すると、DPFフィルターとSCRフィルター、酸化触媒
バラバラで分割できる構造でした。

こちらがDPFのフィルター
ふそうでよく見るSiC製のフィルターです。
このタイプは耐熱衝撃性が高い性質があり、溶損率も低いです。
DPFフィルターを前後よく見てみると構造が違いました。
洗浄して組付けし
再度DPF差圧計測しましたら
アイドリング時 0.46kpa
1,500 RPM 1.46kpa
アクセル全開 2.93kpa
差圧が下がりました。
試運転も問題なく、エンジンチェックランプの点灯もありませんでしたので納車の運びになりました。