
今回のマフラー関連は既存のお客様からの依頼でした。
内容はDPDマフラー手動再生ができないで点検で入庫しました。
いすゞ フォワード 平成24年式
型式:SKG-FRR90T2 エンジン型式:4HK1
走行:536,127km
診断結果
P242F PM過補集 現在
診断機にて強制再生しながらデータ見てみます。
再生時間は約25分
DPDフィルター温度:MAX515℃
触媒前 温度:MAX355℃
DPD差圧:4.36kpa
燃焼温度が低いので排気間インジェクターを脱着して詰まりがないか確認してみます。

脱着して確認してみたらススで真っ黒になっており、
取付部の中を確認すると詰まりが確認取れました。

マイクロスコープで撮影してみると小さな穴が見えるくらい
まで詰まっていました。
排気間インジェクター交換と内部清掃いたします。

清掃後の写真です。
内部のススが除去されました。
次はマフラーを分解して点検します。

こちらが分解したDPDフィルターになります。
劣化してるのと、よーく見ると
クラック(亀裂)入ってました。

アップの画像です。
線状に薄っすら亀裂が入っているのがわかります
次に触媒も点検しました。

触媒確認してみると圧力で後ろに押し出され、温度センサーが折れていました。
DPDフィルター 触媒ASSY交換確定です。
お客様に連絡して温度センサー交換
DPD差圧センサー交換になりました。
もう一つ点検箇所は排気漏れです。
排気漏れを起こすとDPD再生時に温度が上がりにくく
走行中の自動再生が作動しないトラブルの原因にもなります。

排気漏れ確認できました。
フロント側のエキゾーストブレーキ(排気ブレーキ)から排気漏れで真っ黒に
これでは自動再生の不具合が起き、DPDが焼けず、手動再生ランプが点灯します。
場合によってはエンジンチェックランプ点灯してもおかしくありません。
追加で交換することに


作業完了後、試運転実施、診断機にて再点検及び、強制再生にて各数値を点検します。
DPDフィルター前の温度:MAX615℃
触媒前温度:MAX395℃
DPD再生時間:23分
正常終了のため納車いたしました。
マフラーでお悩みの業者様DPF・DPD手動再生できないDPD自動再生できない 終わらない手動再生が頻繁になる等、お気軽にご相談ください。
洗浄のお見積やリビルト品での交換見積も賜ります。