今回はいすゞのギガのマフラーDPD洗浄とインジェクターの洗浄依頼です。
年式は平成28年式 エンジン形式は 6UZ1
走行773,643km
依頼内容は自動再生の感覚が短くなったです。
分解点検する前に診断機で各部数値計測します。
まずはインジェクターです。
補正値と見てみます。
1. -2.3
2. -1.2
3. 3.0
4. 3.1
5. -1.0
6. -1.5
DPD差圧
アイドリング時 0.31kpa
2,000 RPM 1.31kpa
アクセル全開 1.92kpa
脱着分解してみます。
マフラーDPD脱着
SCRとの折り返しタイプでフィルター周りのカーバー外すのと、サビ腐食でなかなかボルトが外れなく半日かかりました。
錆びたボルトやマフラーブラケットは再利用できないため交換になりました。
DPDフィルターを確認すると
煤がギッシリ詰まってるのがわかります。
SCRは外側の方から少し溶損が始まっていましたが、
お客様に伝えた所、そのまま様子を見ることになりました。
マフラーDPDをバブリング洗浄していきます。
画像では分かりづらいですが、
煤が大量にでてきました。
煤を網で取り除いた画像です。
詰まりが酷いため、差圧センサーも交換することになりました。
洗浄が終わったあとはインジェクター洗浄しました。
施工後の数値です。洗浄前と洗浄後で比べてみます。
インジェクター補正値(洗浄前)
1. -2.3
2. -1.2
3. 3.0
4. 3.1
5. -1.0
6. -1.5
DPD差圧
アイドリング時 0.31kpa
2,000 RPM 1.31kpa
アクセル全開 1.92kpa
インジェクター補正位置(洗浄後)
1. -0.6
2. -0.1
3. 0.2
4. 0.4
5. 0.1
6. 0.1
DPD差圧
アイドリング時 0.64kpa
2,000 RPM 1.08kpa
アクセル全開 1.38kpa
差圧センサーを新品に交換したので、正確な差圧が確認できました。
アクトジャパンではマフラーDPDの洗浄だけではなく、詰まる原因を追求しています。
黒煙が出る時はインジェクターの補正値確認、水温が適正の温度の確認、オイル交換、燃料フィルターは定期交換されているか?
排気シャッターバルブの動きの確認、排気漏れ点検、ターボチャージャーのタービン軸の点検又はエンジンオイルが吹いてないかなど細かい点検を状況によりお客様に診断しています。
マフラーでお悩みの業者様DPF・DPD手動再生できないDPD自動再生できない 終わらない手動再生が頻繁になる等、お気軽にご相談ください。