日産バネットバン18万キロ、DPF警告灯点滅

というわけで、DPR・DPF再生に藁をも掴む思いでアクトジャパンへ問い合わせ。

診断してみると、症状は重い・・・。マフラーの正常作動は程遠く、エンジン音も不整脈状態に。

 

症状をヒアリングすると、自動再生していたDPFが、チェックランプ点灯。

点灯しては手動再生していたという。

そのうち、、、、点滅に変わり、だんだん不安に、警告灯点滅、強制再生。

 

実はディーラーでは50万円の見積もりが出ていた。

 

 

担当のカードクター松本が、DPF洗浄のセッティングを始める。

 

実は症状の見極めと、洗浄溶剤のブレンド比率、加えて洗浄時間に高度なノウハウと経験を要するため、ほとんどのディーラーでは、整備工場側にリスクのないDPF一式交換を薦める。

 

ディーゼル先進国のドイツでは、洗浄溶剤を使用したDPF再生技術の研究が進んでおり、アクトジャパンではドイツメーカーと連絡を取り合って、特に重症DPFは相談しながら、解決に向け再生方法を試行錯誤している。

 

数多くの失敗から学ぶことが、将来のお客様の期待に応えることになる。

そう信じて個々の症状を分析、解決策を探しているのが実情だ。

 

今回のユーザーは、指定メンテナンスを怠っていたとはいえ、数十万の出費に即座にOKとは言えない事が多い。

 

洗浄開始から、1分~5分~10分の画像で見る見る洗浄液の色がドス黒く変化していく。

 

洗浄が浸透していくにつれ、エンジン音が静かになっていく。

音の変化を伝えられないのが非常に残念!

 

 

続いて、インジェクションの洗浄に移る

エンジンの回転数を2500回転あたりで一定にして洗浄溶剤を燃料ラインに注入し洗浄すると、時間とともにエンジン音が更に静かになっていく。アクセルを吹かすとエンジンレスポンスが入庫したときとは見違えるような感じに変化してきた。

マフラーからの排煙も無臭、透明に近い状態に回復した。

 

 

納車時、オーナーへ整備工程の画像を見せ、説明を行った。

 

オーナーは、見違えるようなエンジン音と回転状況に、聴き入り、音の静かさとスムーズさに予想外と驚かれ、ディーラーでの交換費用50万円の六分の一、8万円ちょっとで済んだことに、何度も感謝の言葉と、この整備技術の高さに感心され、アクトジャパンを後にした。